入社の決め手は？

恵美さん 家が近かったことと、給食調理ということで主婦としての経験が役立つのではないかと思ったことです。調理に対する興味も特にはありませんでしたが、ここに入って働くほどに面白くなってしまい、結局ハマって調理師免許まで取ってしまいました。

さやかさん 子どもの世話もあるので、パートしての働き口を探していました。近所だし、調理は好きだったので働きながら調理技術も上げていくことができるし、ちょうどよい仕事だと思いました。

どんな仕事をしていますか。

恵美さん 6人のパートと2人の社員で、朝・夕食は約80食、昼食は100食前後の献立内容にそった食事を作っています。朝食担当2人、昼食担当3人（内一人は翌日の仕込みを担当）、夕食担当2人のシフト制で1日6～9時間のローテーションを組んで働いています。

普通の飲食店と違って調理数と配膳時間が決まっているため、いつも同じペースで仕事を進めていけるので、やりやすいですね。また、配膳数が決まっているので食材の無駄なく調理ができ、加えて完食される方が多いので残飯を捨てることが少ないです。だから食品を捨てることの罪悪感をあまり感じず、仕事ができています。

さやかさん 作業内容は決まっており、決められた時間までに調理を完成させて配膳し、下膳しています。「おいしかった。ありがとう」と利用者さんや介護スタッフさんから感謝の言葉をかけてもらったりすることもあり、そういう時にはやっぱりうれしいですね。

2～3人の組になって厨房に入るのですが、スタッフ全員仲が良いので誰と組んでもスムーズに働けるところに、私はこの仕事の一番のよさを感じています。楽しく働けるので、気付けばもう5年もここで働いています。

どんな雰囲気の職場ですか?

恵美さん とにかく楽しい職場です！家でイヤなことがあっても、ここに来れば楽しい気持ちになれますから、私の場合は、家に帰るよりもここでスタッフ仲間とおしゃべりしている方がリフレッシュになるくらいです。夫や子どもとケンカした時なんかは、翌日一番で出社し、みんなに愚痴を聞いてもらってスッキリしています（笑）。

さやかさん チームワークがとてもいいんです！みんな子育て中の主婦ということもあって、同じ悩みを抱えていたりして、話が合うんです。小学生を育てる悩みを中学生の子どもを持つスタッフ仲間に聞いてもらったり、高校受験のアドバイスを高校生の子どもを持つスタッフ仲間に相談したり。子どもの発熱で急に休まなければならない時なども、休みが取りやすいです。それぞれみんな経験していることだから「お互い様」という気持ちが強く、すぐに他のメンバーが代わりに入ってくれます。

「みんなの給食」ならではのよさを感じることはありますか?

恵美さん・さやかさん 気の合うスタッフ仲間に囲まれ、楽しく働けるところに、この会社ならではのよさを感じています。また、時々現場に顔を出してくれる塚本社長が面白くて楽しいんです。普通は上司というものは、ウザがられて敬遠されるものだと思いますが（笑）、塚本社長はここではマスコット的存在で、みんなの癒やしになっています。社長の訪問を心待ちにしているスタッフ仲間も多いです。社長は変わったTシャツを着ていることが多いので、社長の衣装の話でみんなで盛り上がったりしています。幹部社員やパート社員の関係なく、「おいしい食事」を提供するために頑張る仲間として、分け隔てなくフレンドリーに接してくれる上司がいるのも、この会社ならではのよさだと思っています。

よいスタッフ仲間を選んでくれた社長の人選力にも感謝しています。一度みんなで温泉旅行に行ってみたいと常々思っているのですが、全員で休んでしまうと食事が提供できなくなってしまうので、全員そろっては行けないところが辛いところですね。